キングコング型

ティッパタッパタパタパタ

My December - Perisa

My December(大阪)の4枚目のシングルです。

9月25日の彼らのイベント(Fireloop)の時にリリースされた最新音源です。

ペルシアというタイトルに引っ張られているのかもしれませんが、
中近東の砂感があります。なんだ砂感て。
つまり、旅情・郷愁的なアレです、メロディが。
タイプの違う3曲どれも良いですね。とても良い!
3曲目のイントロ聞くと、いっつもSay Anythingのソロでハモりだすところが頭をよぎります。
超どうでもいい。一瞬だし。


My December Persia MV

彼らには専用の通販があるのでどうかなあと思いますが、
うちのストアでも扱えないか聞いてみよう!

mydecember.thebase.in

My December | マイディセンバー official web site

DARK TRANQUILLITY - Atoma

色々あって、8月くらいから全然CD買ってませんでした。
こんな長いのは珍しい。
バンドさんから直接頂いたり、ライブ会場で買ったり、そういうのはあったので新しい音楽を聴いてなかったって事は全くないのですが。


久しぶりに買ったのは前エントリーのイエモン「砂の塔」と、
このDARK TRANQUILLITYの「Atoma」。

  

アトマ

アトマ

 

 

ダーク トランキュリティ、ないしトランクゥイリティと読む、らしい。
メロディックデスメタルです、一般的には。
もう20年選手のベテランです。
10代の頃からすごく好きなバンドです。
初期の頃のようにアグレッション一徹みたいなデスメタル感は減り、
どんどんゴシック的なメランコリックさやニューウェーブぽい部分が増えてきて、
最近は作品ごとに
「今回はアグレッション多め!
「今回はメランコリック多め!」
みたいなイメージでしたが、この「Atoma」はちょうど良い塩梅な気がします。
「Damage Done」「FICTION」「CONSTRUCT」とかも好きですけど。


DARK TRANQUILLITY - Atoma (OFFICIAL VIDEO)


メランコリックな曲が基本で、
合間合間にアグレッシブ、BPM上げめの曲が入る感じです。


DARK TRANQUILLITY - The Pitiless (OFFICIAL VIDEO)

 アグレッシブなのもやはり十八番というかカッコいい。

 

そして彼らのこういう曲がすごく好みなので嬉しい。


DARK TRANQUILLITY - Forward Momentum (OFFICIAL VIDEO)

AMORPHISやSENTENCED(既に解散)のサウンドの雰囲気とかぶってる気はしますし、おそらくそれは事実。

その両バンドも大好きですが、

とりあえず僕はDARK TRANQUILLITYのミカエル・スタンネのボーカルが好きです。

デスボイスに区別なんかあんのかってのが一般的な意見だと思いますが、あるんです!

デスヴォイス - Wikipedia

 

メロディックデスメタルとか、夏に聞くようなサウンドじゃないとは思いますが、

やっぱり冬に聞いてるほうが雰囲気があってて良いです。

買ってからよく聞いてて、だいぶお気に入りのアルバムです。

来日公演があればいいなあ。。 

THE YELLOW MONKEY - 砂の塔

THE YELLOW MONKEYは僕にとって非常に大きな存在のバンドです。
イエモン好き過ぎるんですね、とりあえず。

再結成のニュース、ツアーがあると聞いたときも、
「かっこ悪くなってたら嫌やしなー」
とかうそぶいて、新曲聴かずライブ行かずでした。

本当にそう思っていたかは自分でもよく分かりません。
本音のようなそうでないような。
改めてイエモン好き過ぎるんですね、とりあえず。

で、また新曲が出て今度はCDが出るということで、
ちらっと情報を見たらライブ音源が12曲も入っているじゃないか。
あえて詳しく収録曲は見ずに買いました。
できるだけ前情報を入れずに聴きました。

 

砂の塔【初回限定盤】

砂の塔【初回限定盤】

 

 

イエモン最高だー


砂の塔はイエモンの歌謡曲サイド出まくり、
ALRIGHTは熱帯夜とかその頃の雰囲気強め。
もし僕がイエモン未体験でも好きになってたと思いました。
とは言え、実際はいまの僕の音楽的好みにイエモンの影響はでかいので、なんとも言えませんが。

何よりライブ音源がカッコよくて良かった。
基本的にイエモンはアルバム音源よりライブ盤のほうがカッコいいんです、昔から。
再結成で初めて触れた人にとって、このライブ盤12曲はとても良いと思います。
ベスト盤からも漏れない選曲だろうし、くどいようですがライブの方が良いので。
中には音源では全くピンときてなかったのに、ライブで初めてかっこよさに気づく曲もあります。
アレンジもライブ盤でカッコよくなっていることも多いですし。
ちょいちょい歌い回しも変わってたし。
これは吉井和哉ソロ時代にすでにそうなっていた部分がほとんどだと後で聞きましたが、
僕はそこがすっぽり抜けているので新鮮でした、ということです。
あ「BRILLIANT WORLD」のここPOLICEやんって今更気づいたり、
何が始まるんやと思ってたらめっちゃカッコよく「球根」が始まったり、
そして「TVのシンガー」の最後の1秒ぐらいのところで、
明らかに「ゴージャス」のイントロがうっすらフェードアウトしながら聞こえてくるところで、
「やっぱりこの繋ぎやるんかい!20年ぐらい前からやってるやん!」
という嬉しいツッコミをしました。
そして最後に「カナリヤ」が収録されていて嬉しかった。
草原「でした」?
草原で「した」?
セットリストのどの位置で演ったのか、僕は知りませんが、
「おはようー!!」
と叫んで1曲めに演ってたとしたら、そしてそれを現場で見ていたら泣いてたかもしれん。

だから次のツアーには必ず行こうと思っています。

 

 


帰ってきたザ・イエロー・モンキー 『砂の塔』スペシャルティザー映像第三弾

2017.01.14(土)・15(日)「This is Fireloop basement」について

年が明けた2017年1月14日と15日の2日間でイベントをやります。

その前に、このイベントをやるに当たり先にお伝えすべきことがありまして。
来年からのFireloopではライブハウス主導で行うライブイベント、
いわゆるブッキングライブ、というものの趣向も変えていこうと考えています。

 

端的に言ってしまうと、ジャンルでくくるのはやめようと思っています。
ここで言うジャンルとは、音楽ジャンル、ということです。

 

ありがたいことに、Fireloopにはたくさんのバンドが出演してくれています。
サウンド的にFireloop出てそう、みたいなバンドのイメージもあるかもしれませんが、
特にそれに限定してやっているつもりはこちらにはありません。

 

音楽を聴くうえで、もちろんジャンル的な好き嫌いは存在するとは思います。
が、「知らない」ジャンルというのも存在しますし、
「理解できていない」ジャンルというのも存在すると思います。
ライブハウススタッフは仕事の現場で色んなバンドを見るので、
どんどんジャンル的な偏りが無くなっていきます。
また、CDで聴くのとライブで見るのはぜんぜん違います。
CDではわからないバンドマンの一挙手一投足、立ち振舞、
そういったものによって「受け入れられる」ことがたくさんあり、
そこから理解が一気に進むこともあります。

そうなると、やはりお客さんにもそういう提案がしたいなあとなってきます。
これは、なんのコンセプトもなく適当に出演バンドを決めるのではなく、
「ジャンル」以外の何かで決めるということです。
Aというバンドが出ているから、対バンのB、C、Dとかも、
ある程度こんな感じのサウンドかな~、というご想像とは異なる結果になるかもしれません。
個人的には元からそういうふうな方向で制作をしていたので、
フタを開けてみたらそこまで大幅に見た目が変わらないかもしれませんが、
外向きに明確に提示したうえでやることになるというのは、
なんだかんだで大きな変化に繋がっていくとは思います。

そういったこちらの意向は、
別に上から押し付けるようなものではないですし、あくまで提案だと思います。
なので、お客さんの満足を得られないようなら、元に戻すと思います。
これは同じく、出演してくれるバンド側の理解も得ないといけないことですし。
ただ、より良いものを作ろうと思うのであれば、
チャレンジし続けないとダメだと強く思っています。


先日ラジオのとある有機野菜農家の方へのインタビューで、
「有機野菜だから良い訳でも美味しい訳でもない。」というくだりを聞き、
結局どういう業種でもそうなんだなあと思いました。
美味しくて形も良い有機野菜を作るレベルの農家もいれば、
有機野菜というだけで全然美味しくないし虫がつく野菜を作る農家もいるということでした。

そんなことは、歳をとれば、色々経験すれば理解していくことですが、
より色んな形で、提供する側が受け手の方に対してアプローチしなければと思っています。

 

他にも、
バンドが音楽を長く続けていくために、だったり、
よりカッコいい音楽が生まれる土壌のため、だったり、
同時に、多様性が失われると何かとヤバい、だったり、
アメリカ村や梅田といったエリアではない寺田町に来て頂くため、だったり、
色々と理由はありますが、全部書くと途方もない量になるので、
ひとまず今回は、絶対的なFireloopの思想みたいな部分だけお伝えできればと思っています。
他の理由についての細かな部分は、時間と気力が湧けばいつか書くかもしれません。

良い音楽はジャンルで決まるわけではない、
という言葉にするとだいぶ野暮で口幅ったいことですが、
そう思っている以上、よりそこに向き合った仕事をしようということです。


だいぶ前置きが長くなりましたが、
そういった部分にフォーカスしていく2017年からのFireloopで、
それのアイコンというか、象徴するものが必要だと思い、
企画・制作を開始したのが来年1月14日・15日のイベントです。

イベントタイトルも散々考えた結果、
「This is Fireloop」にすることにしました。
どっかで聞いたことあるような無いような…。
正確には「This is Fireloop basement」としました。
他に「これだ!」というタイトルを思いつけば変えるかもしれません。

僕は、タイトルとか名前にはあんまり頓着がなくて、
内容が全てでしょ、っていう身も蓋もないタイプなのですが、
このイベントについては結構ピタッとハマった気もします。流用ですが。

 

日時:2017年1月14日(土) / 15日(日)
会場:大阪・天王寺Fireloop
タイトル:「This is Fireloop basement」
料金:前売2,500円 / メール予約2,700円 / 当日3,000円 / 通し券4,000円
※高校生以下の方は学生証提示で1日券1,000円
※新成人の方は身分証提示で1日券1,000円
時間:開場 / 開演ともに調整中(昼過ぎ予定)

14日出演:HELLHOUND(東京) / river(ロマンチック日本代表!!!)(東京)
15日出演:ユーノ(東京) / 白い朝に咲く(徳島)
※両日10バンド前後出演予定(随時公開)

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フライヤーもだいたい出来ているのですが、

出演者の公開に合わせてデザインが完成していくような形で公開していきます。
2日間トータルで20組ほどの出演を予定しており、
ある程度出演者も決まってきているので、随時お知らせしていこうと思っています。

なんにせよ、コンセプト的にも今後のFireloop的にも、
とても大事な意味合いを持つイベントになります。

頑張ります。