キングコング型

ティッパタッパタパタパタ

2018.12.13〜12.15 伝説の放浪カモメツアー~地獄と猛獣のおかげです編~

伝説の放浪カモメツアー~地獄と猛獣のおかげです編~、ご来場の皆様、ライブハウススタッフの皆様、そして出演して頂いたバンドの皆様、ありがとうございました。


この12.13~12.15の3日間には、2月のシリーズ1から、8月と10月を除いて(ツアー期間に差はあれど)2018年に取り組んできたこのイベントツアーの集大成的な手応えを感じました。


間違いなく、彼ら無くしてこのイベントツアーは成り立たないと言えるほど時間を共有してきてくれたスキッツォイドマン、2度目のシリーズ参加でイベントツアーの意図を汲みつつ積みあげてきたライブバンドの矜持を叩きつけた忘れてモーテルズ、初参加で(言語化できるかという意味で)趣旨はまだ飲み込めてないながら1日ごとに何かを感じつつ無垢な力強さを増していく虎の子ラミー。

その3組が連日火花を散らしながら増していくグルーヴ感がありました。対バン形式なので、鎬を削り合いながら己を研磨していく流れとその関係性の成立はまさにライブハウスのあるべき姿かと思います。

そして、大阪と名古屋2会場に参加してくれた絶叫する60度という存在。誰よりも「今日この瞬間」「目の前にいるあなた」と向き合う彼女たちの姿は、劇薬と呼べるほどの刺激でした。

南風とクジラ、Geode、Vanishing、HUMANDRIVE、サロメの唇と各地1会場だけど参加して頂いたバンドさんも絶対に欠かせない30分を見せてくれました。

そうやってできた3日間でした。

 


3日間でおよそ250名のお客様にご来場いただきました。

いちライブハウス人間として言うならば、平日2回を含む3日間でのご来場者数を考えると決して悪い数字ではありません。

あえて数字という表現、あえて言うならば、でもまだ足りないんです。それは何かと言うと、限りある時間と体力とお金をこのイベントのためなら使うぞ、という「あなた」の存在、つまりそれは、このイベントに集まった音楽の魅力を伝えるための僕の力が、です。

そして、そういう「あなた」の笑顔が見たいからやっていますし、あなたの知らないカッコいいバンドの存在をまだまだ伝えたいです。

僕は自分が良いと思ってないバンドは呼べない人間なので、カッコいいと思っているバンドに出演してもらってますがオーディエンスではないのです。かと言ってステージで何かパフォーマンスをする訳でもないので出演者でもありません。

ベタに言うならイベンター、いきがって言うならキュレーターとかコーディネイターとかでしょうか。まあ呼称はなんでもいいです。あえて言うなら伝説の仲介カモメ…なんじゃそら。ちょけてしまってすみません。

話を戻して、ということで僕が自分の役割をもっと高い次元で成立させられれば、なんとかして今日来てもらえなかったあなた、今日のことを知らなかったあなたがこの夜に駆けつけてくれると思うのです。

お客さんあんまり入ってないけど、カッコいいバンドが出てます!というのは遠吠えだという認識でいます。カッコいいバンドが出てるならお客さんはたくさん来てくれるはずで、でも僕は出演者じゃないので僕の立場で出来ることは何ですかということで先ほどの結論に至ります。


と言っても、いくら理想を高く掲げようと、物理的な限界もありますので、凡人の僕には昨日今日で状況を激変させられませんし、ただ出来るだけ早くたどり着けるよう精進していきます。

その結果、各地で関わってくれたもっともっとたくさんの人たちの笑顔が見れたら、僕は満足です。

 

繰り返しになりますが、この3日間たくさんの方々にご来場頂いたこと、現場でご協力くださったライブハウススタッフの皆様、カッコいいライブをしてイベントの価値を高め僕に十二分な刺激を与えてくれたバンドの皆様には改めて本当に感謝しています。ただ、もっともっと、一人でも多くの人に気づいてもらいたいという向上心を持ち続けたいですし、あなたが信じている音楽、あなたが人生をかけて創り出した音楽は、まだそれを知らない誰かの心を震わせるものだと伝えたいということです。


これを読んでくれたあなたとライブハウスでお会いできたらいいな。そうやってずっとライブハウスという現場であなたと何かを創っていきたいな。あなたが笑ってくれる、それだけが僕のAll My Treasures。

 

 

 

 


(いろんなことをちゃんと言葉にしたいなと思って文章を書き始めると、どんどん言葉が溢れてきて、それの脳内での整理整頓が追いつかず浮かんだ瞬間の言葉の重みが消えていってしまい結局ぜんぜんブログ書かないとか、それなりの年齢なんだし冷静さを保つべきだから情熱が勝った時間帯にそのまま投稿するのはいかがなものかね的リスク回避でぜんぜんブログ書かないおじさんのレッテルを剥がそうと頑張ってみました)