キングコング型

ティッパタッパタパタパタ

THE YELLOW MONKEY - 砂の塔

THE YELLOW MONKEYは僕にとって非常に大きな存在のバンドです。
イエモン好き過ぎるんですね、とりあえず。

再結成のニュース、ツアーがあると聞いたときも、
「かっこ悪くなってたら嫌やしなー」
とかうそぶいて、新曲聴かずライブ行かずでした。

本当にそう思っていたかは自分でもよく分かりません。
本音のようなそうでないような。
改めてイエモン好き過ぎるんですね、とりあえず。

で、また新曲が出て今度はCDが出るということで、
ちらっと情報を見たらライブ音源が12曲も入っているじゃないか。
あえて詳しく収録曲は見ずに買いました。
できるだけ前情報を入れずに聴きました。

 

砂の塔【初回限定盤】

砂の塔【初回限定盤】

 

 

イエモン最高だー


砂の塔はイエモンの歌謡曲サイド出まくり、
ALRIGHTは熱帯夜とかその頃の雰囲気強め。
もし僕がイエモン未体験でも好きになってたと思いました。
とは言え、実際はいまの僕の音楽的好みにイエモンの影響はでかいので、なんとも言えませんが。

何よりライブ音源がカッコよくて良かった。
基本的にイエモンはアルバム音源よりライブ盤のほうがカッコいいんです、昔から。
再結成で初めて触れた人にとって、このライブ盤12曲はとても良いと思います。
ベスト盤からも漏れない選曲だろうし、くどいようですがライブの方が良いので。
中には音源では全くピンときてなかったのに、ライブで初めてかっこよさに気づく曲もあります。
アレンジもライブ盤でカッコよくなっていることも多いですし。
ちょいちょい歌い回しも変わってたし。
これは吉井和哉ソロ時代にすでにそうなっていた部分がほとんどだと後で聞きましたが、
僕はそこがすっぽり抜けているので新鮮でした、ということです。
あ「BRILLIANT WORLD」のここPOLICEやんって今更気づいたり、
何が始まるんやと思ってたらめっちゃカッコよく「球根」が始まったり、
そして「TVのシンガー」の最後の1秒ぐらいのところで、
明らかに「ゴージャス」のイントロがうっすらフェードアウトしながら聞こえてくるところで、
「やっぱりこの繋ぎやるんかい!20年ぐらい前からやってるやん!」
という嬉しいツッコミをしました。
そして最後に「カナリヤ」が収録されていて嬉しかった。
草原「でした」?
草原で「した」?
セットリストのどの位置で演ったのか、僕は知りませんが、
「おはようー!!」
と叫んで1曲めに演ってたとしたら、そしてそれを現場で見ていたら泣いてたかもしれん。

だから次のツアーには必ず行こうと思っています。

 

 


帰ってきたザ・イエロー・モンキー 『砂の塔』スペシャルティザー映像第三弾

2017.01.14(土)・15(日)「This is Fireloop basement」について

年が明けた2017年1月14日と15日の2日間でイベントをやります。

その前に、このイベントをやるに当たり先にお伝えすべきことがありまして。
来年からのFireloopではライブハウス主導で行うライブイベント、
いわゆるブッキングライブ、というものの趣向も変えていこうと考えています。

 

端的に言ってしまうと、ジャンルでくくるのはやめようと思っています。
ここで言うジャンルとは、音楽ジャンル、ということです。

 

ありがたいことに、Fireloopにはたくさんのバンドが出演してくれています。
サウンド的にFireloop出てそう、みたいなバンドのイメージもあるかもしれませんが、
特にそれに限定してやっているつもりはこちらにはありません。

 

音楽を聴くうえで、もちろんジャンル的な好き嫌いは存在するとは思います。
が、「知らない」ジャンルというのも存在しますし、
「理解できていない」ジャンルというのも存在すると思います。
ライブハウススタッフは仕事の現場で色んなバンドを見るので、
どんどんジャンル的な偏りが無くなっていきます。
また、CDで聴くのとライブで見るのはぜんぜん違います。
CDではわからないバンドマンの一挙手一投足、立ち振舞、
そういったものによって「受け入れられる」ことがたくさんあり、
そこから理解が一気に進むこともあります。

そうなると、やはりお客さんにもそういう提案がしたいなあとなってきます。
これは、なんのコンセプトもなく適当に出演バンドを決めるのではなく、
「ジャンル」以外の何かで決めるということです。
Aというバンドが出ているから、対バンのB、C、Dとかも、
ある程度こんな感じのサウンドかな~、というご想像とは異なる結果になるかもしれません。
個人的には元からそういうふうな方向で制作をしていたので、
フタを開けてみたらそこまで大幅に見た目が変わらないかもしれませんが、
外向きに明確に提示したうえでやることになるというのは、
なんだかんだで大きな変化に繋がっていくとは思います。

そういったこちらの意向は、
別に上から押し付けるようなものではないですし、あくまで提案だと思います。
なので、お客さんの満足を得られないようなら、元に戻すと思います。
これは同じく、出演してくれるバンド側の理解も得ないといけないことですし。
ただ、より良いものを作ろうと思うのであれば、
チャレンジし続けないとダメだと強く思っています。


先日ラジオのとある有機野菜農家の方へのインタビューで、
「有機野菜だから良い訳でも美味しい訳でもない。」というくだりを聞き、
結局どういう業種でもそうなんだなあと思いました。
美味しくて形も良い有機野菜を作るレベルの農家もいれば、
有機野菜というだけで全然美味しくないし虫がつく野菜を作る農家もいるということでした。

そんなことは、歳をとれば、色々経験すれば理解していくことですが、
より色んな形で、提供する側が受け手の方に対してアプローチしなければと思っています。

 

他にも、
バンドが音楽を長く続けていくために、だったり、
よりカッコいい音楽が生まれる土壌のため、だったり、
同時に、多様性が失われると何かとヤバい、だったり、
アメリカ村や梅田といったエリアではない寺田町に来て頂くため、だったり、
色々と理由はありますが、全部書くと途方もない量になるので、
ひとまず今回は、絶対的なFireloopの思想みたいな部分だけお伝えできればと思っています。
他の理由についての細かな部分は、時間と気力が湧けばいつか書くかもしれません。

良い音楽はジャンルで決まるわけではない、
という言葉にするとだいぶ野暮で口幅ったいことですが、
そう思っている以上、よりそこに向き合った仕事をしようということです。


だいぶ前置きが長くなりましたが、
そういった部分にフォーカスしていく2017年からのFireloopで、
それのアイコンというか、象徴するものが必要だと思い、
企画・制作を開始したのが来年1月14日・15日のイベントです。

イベントタイトルも散々考えた結果、
「This is Fireloop」にすることにしました。
どっかで聞いたことあるような無いような…。
正確には「This is Fireloop basement」としました。
他に「これだ!」というタイトルを思いつけば変えるかもしれません。

僕は、タイトルとか名前にはあんまり頓着がなくて、
内容が全てでしょ、っていう身も蓋もないタイプなのですが、
このイベントについては結構ピタッとハマった気もします。流用ですが。

 

日時:2017年1月14日(土) / 15日(日)
会場:大阪・天王寺Fireloop
タイトル:「This is Fireloop basement」
料金:前売2,500円 / メール予約2,700円 / 当日3,000円 / 通し券4,000円
※高校生以下の方は学生証提示で1日券1,000円
※新成人の方は身分証提示で1日券1,000円
時間:開場 / 開演ともに調整中(昼過ぎ予定)

14日出演:HELLHOUND(東京) / river(ロマンチック日本代表!!!)(東京)
15日出演:ユーノ(東京) / 白い朝に咲く(徳島)
※両日10バンド前後出演予定(随時公開)

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フライヤーもだいたい出来ているのですが、

出演者の公開に合わせてデザインが完成していくような形で公開していきます。
2日間トータルで20組ほどの出演を予定しており、
ある程度出演者も決まってきているので、随時お知らせしていこうと思っています。

なんにせよ、コンセプト的にも今後のFireloop的にも、
とても大事な意味合いを持つイベントになります。

頑張ります。

STAR FESTIVAL2016 Backstreet Symphony

もうちょっと早く書きたかったし、書くべきだったんだけども、

気がつけばすでに今日の晩の事になってしまっという。

 

橙々


橙々-リリイ- 【Official Video】

reGretGirl

 

sankanshion゜


sankanshion° 「透明な人間」

mock heroic


シンデレラ/mock heroic

月一 「月一」公式ホームページ (早くPVとか作れ!)

という5組で19時スタート。前売り1800円です。

 

この5組ってみんなが同い年なわけではないけど、

とりあえず自分より干支で言うと一回り以上年齢が下なんですね。

言ってもライブハウスでイベント制作をして、もう15年なので、

今更ミュージシャンとしての才能に年齢は関係ないなんて理解しているけど、

この5組については、そういう年齢差があったうえで、

本当に良い音楽を作る人達だなあと素直に思えるし、

これから先をとても期待しているバンドだけです。

 

正直なところ、めっちゃ良いライブの次が、普通だったり、

全然届いてこなかったりっていう「安定感の無さ」みたいな危うさもあります。

それはお金を払って云々というところで言うと、

買いづらい商品だとは思うのですが、

そこにある限界突破力は、キャリアを積むことで得られる安定感によって、

振り幅としては平均化されていくというのが普通なので、

今こういう時期の彼らをちゃんと目撃することは、相応の価値があるんじゃないかと思っています。

 

今日7月7日は僕の誕生日で、

別にそれを祝うために彼らにオファーをしたつもりはないですが、

自分にとって、2016年の誕生日にこの5組に出演してもらえたということは誇らしいことです。

そういうのをお客さんにもちゃんと伝えられる日になれば、と思っています。

そこが伝わらないのであれば、それは僕の目利きがダメってだけの話なので、

より精進するしかないんですけどね。

 

例えば2010年の7月7日は

ハヌマーン
SEGARE
ecosystem
NIO
バックドロップシンデレラ(東京)
The Spring Summer
かげぼうし(東京)

というメンツでした。

 

これはこれで、今夜のイベントとはまた違うコンセプトで進めてたので、

簡単に比較できるものではないのですが、

込めてるものは今夜のも同じ、つもり。

それを言い出したら他の日はどうなんだとかっていう、

また別の話に議論がすり替わるのでアレですが。

 

Fireloopでお待ちしています。

大好きな5バンドと良い夜をお届けします。

MASTODON - ONCE MORE 'ROUND THE SUN

 

Once More Round the Sun

 

昨年(2014年)リリースされた最新アルバム。
3rdと4thが右肩上がりにきたピークな感じがして、かと言って前作と今作がダメなのかっていと全然そんなことはない。

曲は相当コンパクトになってるけど、アメリカンドリーム的な成功の流れでスタジアムロック化するバンドの多い中、そういうことではない。
ポップミュージックとして成立するラウドなロックではなく、あくまでモダンなヘヴィメタル

知的な構成と、地下からのし上がってきたバンドらしいブルータルな突進力が共存してて、かつ、一周してリバイバルしてる感じのメタルでもないし、やっぱりそこが凄いところだと思う。

カッコいいギターフレーズ・リフがそこら中にあって、それが展開して着地する感じがとても好き。
メロディーも、本当に日本人がやらないというか出来ないというか、声質としても似合わないというか、ザ洋楽って感じで、そのせいなのかここ2作では来日公演がない。
恐らく日本人が好きなタイプのメタルでもないのと、欧米ではビッグなポジションでも日本では受けないロックバンドは昨今とても多いので、そこはファンとしてなかなか悲しい。

ジャケットデザインは全然好みじゃないけど、来日して欲しい…!

 


Mastodon - High Road [Official Music Video] - YouTube


Mastodon "The Motherload" (Official Music Video ...


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