新年のご挨拶
今年も一年よろしくお願いします。
いま思い返すと新幹線、
その次は各駅停車、
と思ったらいつの間にか特急に乗っていて、
少し経ったら下車させられて、
今また各駅停車に乗っている。
そんな感じの30年ちょいです。
こっから特急とか新幹線とかに乗り換えるかはわからんですが、
それはそれ。
どっちにしろ目的地に向かうわけですから。
最近、自分の負けず嫌いがかなり表に出てきてる気がするので、そういう一年になると思います。
頑張ってる人に負けたくないですよね。
年末に帰省して、
帰省っつっても電車で50分足らずですが。
実家はネコ優先のシステムがさらに進んでいました。
そのうち俺の部屋もなくなるんじゃないやろか。
おせち料理食べて、
マンガ読んで、
ネコと戯れて、
眠る。
これで終わりました。毎年同じ。
正月のたびに思いますが、ほんとに金魚屋古書店の地下みたいなところで暮らしたい。
Fireloopと自分の仕事始めは明日1月4日からです。
ASR RECORDS presents「◯◯and◯◯Duo」
筒井トシアキand井澤聖一Duo
浅野毅and毛利翔太郎Duo
たかぎしゆかand山岡永美Duo
寺前雅人andニシケケ夏ノコDuo
阿宅ユースケand岩井空海人Duo
前売1500円 当日2000円
開場18:00 開演18:30
しかし、ネコといると写真を撮りたくなりますね。
ネコ好きの人がよく写真をアップしている気持ちがすごくわかりました。
左がコテツ、右がポン(妹が命名)。
年末のご挨拶
2013年、関わってくださった皆様、ありがとうございました。
すごく月並みな言葉ですが、そうとしか言いようがないですね、やっぱり。
今年はFireloopとしては、例年以上にたくさんの新しい才能に出会えた気がします。
以前から縁のある才能が、ひとつ扉を開いたなと感じることもたくさんありました。
スタジオの方も、10代の人の姿が明らかに増えています。
レーベルとしては、
2月にThe Calendar of Happy Daysのミニアルバム「Feelback-View」を、
11月にはナードマグネット、root13.、The Calendar of Happy Daysの3組によるスプリット「penかapple」をリリースできました。
Fireloop地下ロビーで展開している、ASR RECORD STOREの取り扱いアイテムも増え、
オンラインストアでの通販もスタートできました。
あっという間に毎年過ぎていくんですが、
思い返すと、それなりに働いたなあという印象です。
が、相変わらず性格が楽観的すぎるというか怠け者なので、
そこはもうちょいチューニングをしっかりしたいです。
たぶんまだ2音ぐらい低い。
だいたい仕事納めは28日だったから、
これだってもっと早く書けたはずだしなあ。
しかし、この仕事を始めて13年ですが、
会いたいと思う人なんてほとんど思い浮かばなくて、
どっちかって言うと、基本的に人には会いたくない、
趣味の部屋に一生閉じこもっていたい人間だったのに、
今日はあの人に会えるなとか、
あのバンドのライブ楽しみだなとか、
そう思えていることと、
ロマンとドラマにつながる人生を送れているのは、
奇跡という言葉すら生ぬるいと思っています。
これは天職、一生続けられるなと改めて思います。
来年も頑張ります。
とりあえず消費税上がるのに対応しないと。
年末年始の少しの間だけ、
キャンディーズの「普通の女の子に戻ります」よろしく、
普通の男性に戻ります。
30代男性ライブハウス・レーベルオーナー
から、
30代男性無職独身
へ。
うわ、文字にすると終わってる…!
皆様、良いお年を!
T字路にいた二人 2
T字路にいた二人
何年か前の冬の朝のこと。
私はNさんと二人で、とある街を歩いていた。
会話は、
その日私がかけていたティアドロップのサングラスも、
そんな会話の中、T字路に差し掛かり、
私はNさんに一つの質問を投げかけた。
「Nさん、
「え?…あ、前進とか?(笑)
それってまさか、私は自分で道を切りひらいて進みます!
みたいなカッコいい感じのやつ?
それか、選択肢は二つに見えて、
考え方を変えたらもうひとつ見つかりますよ、
みたいな賢そうに見えるアピール??」
Nさん、難しく考えすぎだなと思いながら私は言った。
「答えは、後退です。」
「……なるほどね、シンプルな話ね。
だけどねぇ、
あたしの空手はねぇ、
急に浅香光代みたいな口調になったことについて、
そうか、こないだNさんと行ったあの店で拾った「後退のネジ」
Nさんに、
そっとNさんに取り付けてあげた。
後退のネジが戻ってきたNさんは、
ニコリと私に笑いかけ、
そして、一人でもと来た道を戻っていった。
少しの間、私は去りゆくNさんの後ろ姿を、
突然、強い風が吹いた。
Nさんはその強風にさらわれ、
朝の冷たく澄んだ空の彼方に、消えていった。
完